6月1日(日)10時30分~11時30分
メッセージ:「主イエスの恵みがあるように」
聖書:ローマの信徒への手紙16章17-23節
説教者:小野慈美牧師
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(Ⅰ)兄弟たち、あなたがたに勧めます。あなたがたの学んだ教えに反して、不和やつまずきをもたらす人々を警戒しなさい。彼らから遠ざかりなさい(17)。
残念ながら不和やつまずきをもたらす人々がいます。だから、あなたがたの学んだ教え、つまりイエス・キリストの福音に正しく立ち続けることが大切です。
(Ⅱ)こういう人々は、わたしたちの主であるキリストに仕えないで、自分の腹に仕えている。そして、うまい言葉やへつらいの言葉によって純朴な人々の心を欺いているのです(18)。
自分の腹に仕えているとは、心の最も深い所で、自分の欲望に仕えることです。名誉、地位、富。これらは、それ自体が必ずしも悪いものではないのですが、究極の目的になると、それらが神に代わる偶像となり、自分の腹に仕えることになるのです。
(Ⅲ)しかし、パウロはローマの教会の人々を信頼しています。あなたがたの従順は皆に知られています。だから、わたしはあなたがたのことを喜んでいます。なおその上、善にさとく、悪には疎くあることを望みます(19)。
教会内外からの攻撃はあるだろうけれど、基本的にはあなたがたを信頼しあなたがたのことを喜んでいます。その上で、希望することは、「善にさとく、悪には疎くあること」。それが、サタンの攻撃から自分と教会を守る秘訣です。一般的に良いとされることでも、神が求めておられない場合もあります。「善にさとく」とは、「今神が求めておられることは何なのか」について敏感であること。「悪には疎く」とは、18節の「うまい言葉やへつらいの言葉によって欺かれないように」気を付けること。サタンの用いる誘惑は、うまい言葉やへつらいの言葉によって私たちを思い上がらせることです。高慢こそが、人をだめにし、教会を破壊するのです。
(Ⅳ)平和の源である神は間もなく、サタンをあなたがたの足の下で打ち砕かれるでしょう。わたしたちの主イエスの恵みが、あなたがたと共にあるように(20)。
途上でどのようなことがあっても、最終的には神ご自身が、教会を滅ぼそうとするサタンを砕いてくださる。そして、パウロは宣言するのです。「わたしたちの主イエスの恵みが、あなたがたと共にあるように。」これは、礼拝の最後に為される祝祷の最初の部分です。「祝祷」とあるので、お祈りの言葉と受け取られますが、元のギリシャ語を直訳すると、「私たちの主イエスの恵み、あなたがたと共に」です。つまり、祝福の宣言なのです。ですから、祝福としたほうが良い。祝福はもう既にある。今、この祝福を受けて、礼拝の場から、この世界に遣わされていく。いろいろな戦いや困難があるけれども、主イエスの恵みがあなたがたと共にある。それこそが、わたしたちの信仰のよりどころなのです。私たちは、悪魔の誘惑に負けやすい。自分の力で戦おうとしても、頼りない。だからこそ、主イエスの恵みにより頼もう。この恵みは、決してあなたがたから離れない。そのことを信じて、きょうを明日を生きよう。
そのことを信じる人の集まりが、教会です。あなたがたの学んだ教え(17)にとどまるのです。そのことによって、不和やつまずきをもたらす人々(17)から守られる。そして、私たち自身が気づかずに、不和やつまずきをもたらす人々になってしまうことから守られる。
(Ⅴ)21-23節の結びには、パウロの同労者からの挨拶が語られています。彼らが「よろしく」と繰り返すたびに、「私たちの主イエスの恵み、あなたがたと共に」という祝福がローマの教会の人々に届けられたのです。そして、今、私たちにも、パウロとその仲間から、届けられます。「私たちの主イエスの恵み、あなたがたと共に」。
前 奏 - 主の昇天こそ - J.パッヘルベル
招 詞 申命記31章8節(下記)
賛 美 讃美歌21-205 今日は光が
主の祈り (「讃美歌21」 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛 美 - 神の息よ - 聖歌隊
聖 書 ローマの信徒への手紙16章17-23節 (新約p.298)
祈 祷
賛 美 讃美歌21-348 神の息よ
黙 想
説 教 「主イエスの恵みがあるように」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-536 み恵みを受けた今は
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 (「教会の約束」を唱和 )
賛 美 2025年主題賛美歌 作曲:小室尚子
祝 祷 小野慈美牧師
後 奏
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主御自身があなたに先立って行き、主御自身があなたと共におられる。主はあなたを見放すことも、見捨てられることもない。恐れてはならない。おののいてはならない。
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