4月20日(日)10時30分~11時30分
イースター礼拝
メッセージ:「キリストと共に死んで生きる」
聖書:ローマの信徒への手紙6章3-8節
説教者:小野慈美牧師
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Ⅰ)バプテスマの意味
バプテスト教会では、いわゆる「洗礼」を、全身を水に浸ける形で行い、バプテスマ(浸礼)という言葉を用います。他の洗礼の形を否定するのではなく、この形がバプテスマの意味を良く表現していると考えます。3それともあなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスに結ばれるために洗礼(バプテスマ)を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼(バプテスマ)を受けたことを。4わたしたちは洗礼(バプテスマ)によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。とあるように、水に沈めるのは死ぬためであり、新しい命に生きるためです。
バプテスマによって、古い自分はキリスト共に十字架につけられ(6)て死に、罪の奴隷ではない新しい人としてキリストと共に生きるようになるのです(7,8)。この新しい命は、キリストと共に生きる永遠の命です。ヨハネ17:3に、「永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです」とあります。この「知る」とは、イエス・キリストを通してご自身を現わされた神と「知り合いになる」ことです。ですから、永遠の命とは、時間がずっと続く命ということではなくて、神と、相互に関わりをもって生きる在り方です。祈り・聖書の言葉・礼拝を通して、神と対話し、神と交わりを持つことであり、この命は地上の生において既に始まるのです。
Ⅱ)古い命と新しい命(永遠の命)
バプテスマを受けて新しい命に生きるということは、キリストを人生の上司(ボス)にすることです。キリストの心を基準とする新しい生き方を始めるのです。それに対し、古い命とは、自己中心の生き方、具体的に言えば、損得を基準とする生き方です。経済的なことで得する(利益を求める)ことが悪というわけではありません。しかし、あらゆる領域で損得を最優先する生き方は、結局自分中心の生き方です。それは「自分さえ良ければ、誰かが犠牲になってもかまわない。利用できる相手は大事にするけれど、自分に役に立たない相手は無視したり、軽んじる」という態度です。また、損得とは、必ずしも、金銭や取引のことだけではなく、人に見せるために良いことをすること、良いことをしたら人に知らせようとすること、これも損得で動く生き方です。人からの賞賛を得ることが目的となるからです。この自己中心性を聖書は「罪」と呼びます。
Ⅲ)新しい命の幸い
キリスト者は、人からほめられるためにではなく、キリストに喜んでいただくために良いことをします。結果的に人からの賞賛を得ることはあります。しかし、人からの賞賛がなくても、主イエスが喜んでくださることを選び取るのです。自分だけが得をすればよいという生き方は、本当は幸いではありません。人間は、そのようには創られていないからです。さらに言うならば、自分を最優先し、まず損得を考えるという生き方は、実は、不自由でもあります。自分のやることが、結果的に富・地位の向上・栄誉などの利益に結び付かなければ意味がないと感じるのは、これらの奴隷であり、不自由なのです。
この世界で、一般的に「成功者」と評価される基準は、財産や高い地位や栄誉を得ることです。これらが悪いのではありません。ただし、最終的に「成功者」となってもならなくても、あなたの本質的な価値はそれによって決められるのではありません。表面的な成功のゆえにおごり高ぶるのも間違いだし、表面的にうまくいかないからといって卑屈になることもありません。新しい命に生きる者は、「主イエスならどうなさるだろう。主イエスが今、私に求めておられることは何だろう」と祈りつつ歩みます。そこに幸いがあります。
前 奏 - ハレルヤ、ハレルヤ - 高浪晋一
招 詞 コリントの信徒への手紙一 15章3-5節(下記)
賛 美 讃美歌21-327 すべての民よ、よろこべ
主の祈り
賛 美 - 復活のメドレー - 聖歌隊
聖 書 ローマの信徒への手紙6章3-8節 (新約p.280)
祈 祷
賛 美 讃美歌21-324 主イエスはすすみて
信仰告白
黙 想
説 教 「キリストと共に死んで生きる」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-325 キリスト・イェスは
献 金
感謝祈祷
バプテスマ式 ( 讃美歌21-67 1,2,4節 愛唱賛美歌:「感謝します」)
歓 迎
賛 美 2025年主題賛美歌 作曲:鈴木敦子
祝 祷 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けた
ものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの
罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり
三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。
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