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横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

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礼拝Worship

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2025/10/12の礼拝

10月12日(日)10時30分~11時30分
メッセージ:「だから、こう祈りなさい」
聖書:マタイによる福音書6章5-13節
説教者:東間克美師

※どなたでも視聴できます。

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◆「主の祈り」は神への呼びかけに続いて6つの祈願の祈りが示されています。前半の3つは原文では「あなたの御名、あなたの御国、あなたの御心」となっておりまして神に対する祈りです。一方、後半の3つの祈願は『わたしたち』の祈りが示されています。この『わたしたち』という言葉は「主の祈り」が個人の祈りであると同時に共同体の祈りとしての性格も持っていることを示しております。
◆第1の祈りは9節後半『御名が崇められますように』。「御名」とは、神の本質、神ご自身のことです。自分のことはさて置いて何よりもまず第一に、神の御名がほめ讃えられますようにという祈りから始まります。第2の祈りは10節前半『御国が来ますように』。「御国・天の国・神の国」というのは空間的領域ではなく、主権者としての神の支配・統治ということで、主イエスの到来によってすでに始まっているのです。第3の祈りは10節後半『御心が行われますように、天におけるように地の上にも』。つまり、神の支配が実現するように、ということです。この3つの祈りをひとことで言うならば「神を愛する祈り」である、そのように言うことが出来ると思います。その意味に於いても、主イエスがこの祈りを教えられたということが重要になってまいります。つまり主イエスが、その愛の呼び掛けの中に私たちを招き入れてくださった、という事実によって私たちはその愛への応答として、神の御名を崇め、神のご支配による御心の実現を祈り求めることが出来るのです。
◆後半の3つは「わたしたちの祈り」となっております。この「わたしたち」とは「わたし」自身と、神の民という共同体を指しております。つまり、教会という信仰共同体の祈りなのです。第4の祈りは11節『わたしたちに必要な糧を、今日与えてください』。「糧」と訳されている言葉は原文では「パン」です。この「わたしたち」の中には飢えに苦しむ人々もいるのです。ここに教会に対する主イエスからのチャレンジが示されているのではないでしょうか。第5の祈りは12節『わたしたちの負い目を赦してください。わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように』。ここで『負い目』と訳されている言葉は「神に対する負債」という意味で「罪」ということです。この祈りで注目したいことは「わたしたちも……赦しましたように」という言葉です。この祈りの言葉は神の赦しをいただくための条件ではありません。私たちが隣人を赦すことを必要条件として、その条件が満たされたならば、神も私たちを赦してくださるということではないのです。神が赦してくださるということは、絶対的救済意志の表れであって無条件の恵みです。「赦し」の根源は主イエスの十字架にあります。私たちはすべて、この十字架の贖いによって赦されている。このことを感謝し、確認することが信仰であり、その信仰によって他者を赦すことが出来るように導かれていくのです。従いまして、この第5の祈りは私たちが神の一方的な憐みによって赦されていることを、日々感謝し確認するための祈りとなっております。第6の祈りは13節『わたしたちを誘惑に遭わせず、悪い者から救ってください』。主イエスご自身も荒れ野に於いて悪魔の誘惑を受けられました。「誘惑」というのは、私たちを神から離反させ、滅びの道に引きずり込もうとするサタンの業です。「悪い者」の誘惑に負けないように、いつも「我らを試みに遭わせず、悪より救い出したまえ」と祈り続けてまいりましょう。
◆「主の祈り」の内容を見てきましたが、大切なことは「主の祈り」をどのように生きるかということです。私たちの信仰生活への適用として3つのポイントを挙げます。第1は『御名が崇められますように』、つまり神を賛美し感謝すること、具体的には主イエスの十字架の贖いによる赦しと救いの恵みに応答する生き方です。第2は、神への信頼の生活ということで『わたしたちに必要な糧を今日与えてください』とあるように、神に委ね、信頼する生き方です。第3のことは、私たちの信仰生活に於いて大切なことの一つである「救いの確信」というものです。「救いの確信」とは、主に赦されていることの喜びと感謝に生きるということです。
◆「主の祈り」はまず「神の御名・神の御国・神の御心」という神の栄光を求める祈りがあります。次に「日ごとの糧」という私たちの物質的必要が満たされる祈り、さらに「罪の赦し」という霊的必要が満たされる祈り、そして信仰生活に於ける神の守りを求める祈りが続きます。
私たちは様々なことが原因で祈れない時があるかも知れません。しかし、そのような私たちに主は言われます。『だから、こう祈りなさい』。

前   奏   - 輝く日を仰ぐとき -  Satkz 
招   詞   マタイによる福音書6章33節「聖書協会共同訳」(下記)
賛   美   讃美歌21-226 輝く日を仰ぐとき(1,3,5)
主の祈り   
聖   書   マタイによる福音書6章5-13節 (新約p.9)
祈   祷
賛   美   讃美歌21-497 この世のつとめ              
黙   想 
説   教   「だから、こう祈りなさい」     東間克美師
祈   祷 
賛   美   讃美歌21-493 いつくしみ深い
献   金  
感謝祈祷
賛   美   讃美歌21-27 父・子・聖霊の
祝   福                     東間克美師
後   奏
分かち合い

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まず神の国と神の義とを求めなさい。
そうすれば、これらのものはみな添えて与えられる。

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