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礼拝Worship

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2023/6/4の礼拝

6月4日(日)10時30分より
メッセージ:「祈りの家」
聖書:マルコによる福音書11章12-26節
説教者:小野慈美牧師


※どなたでも視聴できます。

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(1)いちじくの木を呪う(12-14、20-21)
主イエスの一行がベタニアからエルサレムへ向かう途中、「イエスは空腹を覚えられ」、いちじくの木に実を捜したが、葉だけでした。そこで、イエスはその木に向かって、「今から後いつまでも、お前から実を食べる者がないように」と言われた(14)。
この時期は「いちじくの季節ではなかった」ので、そもそも無理な要求です。14節は、この直後にエルサレムで行うことになる、宮きよめを象徴する言葉です。実のならないいちじくとは、形骸化した儀式的な宗教。宗教的なかざりという葉をつけていても、いのちを失ってしまっている当時のユダヤ教に対する激しい怒りを示した言葉です。その結果、「翌朝、通りがかるとあのいちじくの木が根元から枯れていた(20)」のです。
(2)宮きよめ(15-19)
15 それから、一行はエルサレムに来た。イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いしていた人々を追い出し始め、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。
両替人:神殿の献金は 一般に流通しているローマ貨幣をユダヤ貨幣のシケルに両替して捧げる必要がありましたが、その手数料が高額でした。
鳩を売る者:犠牲の捧げ物は傷のないものでなければならず、神殿の外で購入して持ち込んでも、あら捜しをされ、しばしば捧げ物にふさわしくないと判断された。そして、既に合格とされている鳩を買うようにしむけられましたが、その値段が高額でした。
(3)祈りの家(17)
そして、人々に教えて言われた。「こう書いてあるではないか。『私の家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである。』ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にしてしまった。」(イザヤ書56:7の引用)。「すべての国の人」とは異邦人を表わします。この神殿にいたユダヤ人指導者たちは、すべての人が自由に神を礼拝することを妨げていたのです。
15節の主イエスの怒りは神を軽んじることへの怒りです。礼拝の心、即ち神を畏れる心を失ったら、どんなに、神殿の中がにぎやかで、儀式が盛んなように見えてもだめなのです。
(4)祈りについて
主イエスは、弟子たちに「祈りの家」に生きる者の祈りの態度について教えられました。
①神に信頼して祈る 「だから、言っておく。祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになる」24。がむしゃらに祈れば、何でも願ったとおりになるということではありません。実際には、願ったことが実現しないということもあります。しかし、そこでこそ大切なことは、神に信頼して祈るということです。信頼して祈り続けるときに私たちの思いを超えた神の最善が与えられることを知るのです。
②神を畏れて祈る 「だれかに対して何か恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい。そうすれば、あなたがたの天の父も、あなたがたの過ちを赦してくださる」25。神を畏れる心は人を赦すことにつながります。神を畏れる心を失うと、自分が正義の基準になります。自分の正しさだけを主張し人を裁くとき、実は、真理の問題ではなく、感情、メンツ、勝ち負けの問題になってしまいがちです。恨みや憎しみの感情をいだくのがやむを得ないことがあります。イエス様はそのことを認めておられます。その上で言われるのです。「恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい」。人を恨み続け、批判ばかりしていると、私たちは、自分も神から赦されなければならない者であることを忘れてしまうからです。
私たちは、今、新会堂を建てようとしています。それは何よりも「祈りの家」でなければなりません。そこに集う私たち自身が、①神に信頼して祈る者、②神を畏れて祈る者とさせていただきたい。そうすることによって、私たちの祈りの家は「すべての国の人の祈りの家」となっていきます。実のならないイチジクではなく、豊かに実を結ばせる信仰の群れとなっていくのです。




前   奏   - 今、装いせよ ―   J.S.Bach
招   詞   詩編100編1-3節(下記)
賛   美   讃美歌21-19 み栄え告げる歌は
主の祈り   (「讃美歌21」 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛   美   -讃美歌21-339来たれ聖霊よ- 聖歌隊
聖   書   マルコによる福音書11章12-26節 (新約p.84)
祈   祷
賛   美   讃美歌21-339(1,3,6)来たれ聖霊よ
黙   想
説   教   「祈りの家」            小野慈美牧師
祈   祷 
賛   美   讃美歌21-390(1,4) 主は教会の基となり
献   金  
感謝祈祷
聖 餐 式
賛   美   2023年主題賛美歌「常に主を覚えて」
祝   祷                     小野慈美牧師
後   奏
分かち合い

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1全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ。2喜び祝い、主に仕え喜び歌って
御前に進み出よ。3 知れ、主こそ神であると。主はわたしたちを造られた。
わたしたちは主のもの、その民 主に養われる羊の群れ。(詩編100:1-3)




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