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礼拝Worship

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2022/12/11の礼拝

12月11日(日)10時30分より
メッセージ:「これがしるしである」
聖書:ルカによる福音書2章8-20節
説教者:浅輪一郎伝道師
 

※どなたでも視聴できます。

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キリスト教が言うしるしとは何か? そのしるしを示された者は何をするのか?ということについて導きを求めます。
2:8: イエス様の時代、羊飼いたちは町で暮らす人々からはならず者のように扱われていました。確かに旧約聖書には「ダビデが羊飼いであった」(サム上17:12,15)と記されていますから、羊飼いとは神様の想いが反映された特別な仕事であったと言えます。しかし時が経って律法というものが重要視されるようになると、羊飼いたちは差別や排除の対象となっていきました。しかし神様はまさにそのような人たちに働き掛けられます。
2:9:「主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らした」とあります。この「周りを照らす」という言葉は原文では二か所でしか登場しませんが、そのもう一か所を見てみますと、羊飼いたちにとっての「主の栄光が周りを照らす」意味が分かるかもしれません(使徒26:12-18参照)。「主の栄光が周りを照らす」とは、パウロの場合、イエス様を迫害してイエス様と顔を合わせる資格さえなかった者が、イエス様と出会わされ、今度は彼がこれから出会う人々に恵みを分け与えていく働きをするということです。そして羊飼いたちの場合、彼らは人々からは蔑まれていた人たちでしたが、彼らもやがて「イエス」と名付けられる乳飲み子と出会わされ、そして証をしていきます。
2:10:主の使いは、羊飼いとか社会から追いやられている立場にいる人々に「民全体に与えられる 大きな喜びを告げる」と伝えます。
2:11,12:この時代、救い主とはローマ皇帝が自らを名乗っていた名でありました。しかし主の使いは言います。「本当の救い主とはそのようなこの世の支配者ではなく、今日、ベツレヘムでお生まれになった方が、全ての民にとっての救い主である」と。そして「そのしるしこそが、『布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子』である」と。
2:13,14:ここで、突然、天の大群が登場して、賛美をします。
2:15,16:「さあ、ベツレヘムへ行こう」とありますが、原文には英語訳では“indeed”、“as far as”に相当する言葉が含まれています。そうしますとこの文は「さあ、実際にわざわざベツレヘムまで行ってみよう」とも訳せます。ここからは羊飼いたちには自分たちが暮らす場所とベツレヘムには物理的・心理的な距離があったことが見て取れます。しかし、たとえどのような距離があったとしても、羊飼いたちはあちらこちらを訪ねて、乳飲み子を「探し当て」ます。
2:17:羊飼いたちはこの出来事を人々に知らせます。誰に知らせたのか?それは、羊飼いたちが出会う全ての人々にです。羊飼いたちが出会う全ての民にです。ではどうやって伝えたのか?それはひたすら一生懸命伝えたのだと思うのです。自分たちの知識のなさ/資格のなさ、自分たちが他の人々からどのように思われているのかなどは承知の上で、それでも羊飼いたちはひたすら一生懸命伝えたのだと思うのです。
2:18,19:羊飼いたちに対する人々の反応が記されています。ここでは「聞いた者は、不思議に思った」と随分やんわりと表現されています。しかし、実際の人々の反応というものは、「はあ?」といったものであったのかもしれません。しかしマリアだけはこれらの出来事すべてを心に納めてずっと思い巡らしていました。
2:20:しかし、羊飼いたちにとって大切なこととは、もはや人々の反応ではありませんでした。今や羊飼いたちにとって大切なこととは、あくまでも「あなたがたの、私たちのために、そして全ての民のために、救い主がお生まれになった」という出来事になったのです。 
(まとめ)
キリスト教が言うしるしとは、必ずしも私たちが思い描く目に見える形でのしるしではありません。それは「神の国は見える形では来ない」(ルカ17:20)と言われている通りなのかもしれません。キリスト教が言うしるしとは、あくまでも、イエス・キリストです。イエス・キリストの出来事です。神であられるお方がこの地上に来られたという出来事なのです。そしてこのしるしを、この出来事を示された全ての者は、やがて、喜びという力が与えられ、証をして行くのです。 それぞれの場所で、それぞれのあり方で証をし、そして賛美をしていくのです。


前   奏   ― いま来たりませ―     P.ジーフェルト
招   詞   イザヤ書9章5節(下記)
賛   美   讃美歌21-263 あら野のはてに(1,2)
主の祈り   
賛   美   ― ベツレヘムの羊飼い ―  聖歌隊
聖   書   ルカによる福音書2章8-20節 (新約p.103)
祈   祷
黙   想
説   教   「これがしるしである」    浅輪一郎伝道師
祈   祷 
賛   美   讃美歌21-263 あら野のはてに(3,4)
献   金   (※礼拝献金は、入退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   讃美歌21-29 天のみ民も
祝   祷                 小野慈美牧師
後   奏   
分かち合い


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ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は、「驚くべき指導者、力ある神/永遠の父、平和の君」と唱えられる。(イザヤ9:5)



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