主日礼拝(受難節第1主日)
          2月18日(日) 午前10時30分より
          メッセージ:「聖なるため息」
          聖 書:ルカによる福音書 第9章37-56節
          説教者:小野慈美牧師
          
          信仰とは神を利用しようとすることではなく、神に信頼することです。
          山から下りてきた主イエスを、病気の息子を持つ一人の父親が待っていました。「先生、どうかわたしの子を見てやってください。一人息子です」(38)。おそらく癲癇であったのでしょう。「この霊を追い出してくださるようにお弟子たちに頼みましたが、できませんでした」(40)。それに対して主イエスは怒りの言葉を発しました。「なんと信仰のない、よこしまな時代なのか。いつまでわたしは、あなたがたと共にいて、あなたがたに我慢しなければならないのか」(41)。人々の不信仰、そしてよこしまさ、つまり、身勝手さを嘆いておられます。群衆の「奇跡を見たい」という興味本位の心を嘆きます。
          もし、この言葉が文字通りの怒りのことばであったのなら、イエス様はそのままその場を立ち去っても良かった。父親も主イエスの言葉を聞いて、一瞬そう思ったかもしれない。しかし、そのとき主イエスは「ふーっ」と深いため息をつかれたのではないか。それは、怒りではなく憐れみと慈しみに満ちたものでした。人間の弱さ愚かさを嘆きつつも、なお見捨てたまわない決意をこめた主イエスだけの「聖なるため息」です。そして「あなたの子供をここに連れてきなさい」と言われ「汚れた霊を叱り、子供をいやして父親にお返しになった」。「あなたの信仰は本物ではない、まだだめだ」と言って退けることはなさらずに、父親の必死の訴えを受け止めてくださいました。しかし、父親とは違って、単に奇跡を求め神を利用しようとする人々の思いが、やがて期待通りではなくなると怒りに変わることを知っておられた主イエスは「人々の手に引き渡されようとしている」と十字架を予言なさいました。
          「弟子たちはその言葉が分からなかった。彼らには理解できないように隠されていたのである」(45)。
          わたしたちも初めから信仰のことがよくわかっているわけではない。しかし、主は「純粋な動機で信じるようにならなければ受け容れてやらない」とはおっしゃらない。よくわからないまましかし信頼してイエス様に近づくとき、わたしたちの不完全な信仰をも主は顧みて、担い続けてくださいます。
          わたしたちが愚かな祈りをたずさえて主イエスに近づくとき、主イエスは聖なるため息をついた後、「あなたの問題をここに持ってきなさい。最後まで背負ってあげるよ。」とおっしゃってくださいます。
          
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          前    奏   - われは心よりねがう - J.ラインベルガー
          招    詞   詩編 第143編5-6節
          賛   美   21-11 感謝にみちて
          主の祈り
          交 読 文    交読詩編 第11編
          賛   美   - 主があなたを惠みて -           ジュニア聖歌隊
          分かち合い
          賛   美   21-443 冠も天の座も
          聖   書    ルカによる福音書 第9章37-45節  (新共同訳新約123頁)
          祈   祷   
          黙   想    
          説   教   「聖なるため息」               小野 慈美 牧師
          祈   祷
          賛   美   21-469(1,3,5節) 善き力にわれかこまれ
          献   金 
          感謝祈祷
          賛   美   21-401(1,4節)(アーメン) しもべらよ、み声きけ
          祝   祷                           小野 慈美 牧師
          後   奏
          
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