「花の日」は「子どもの日」 (2012年度6月号より) |
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6月の第2日曜日は、花の日です。アメリカで19世紀に始まったこの習慣は、ある牧師が、子どもの宗教教育のために、特別な礼拝を行ったことがきっかけで始まったそうです。 子どもたちが神様に感謝の気持ちを表すのにふさわしいもの……ということで、花を飾ったことから、「花の日」と呼ばれるようになりました。メソジスト教会で1881年、正式に6月の第2日曜日を「子どもの日」と定めたことから、しだいに知られるようになりました。 花を飾ったのには、理由がほかにもあります。この時期は、さわやかな気候で、たくさんの花が咲く季節でもあるからです。日本では6月は梅雨でじめじめしたイメージがありますが、アメリカやヨーロッパでは6月は気持ちのよいお天気で、「ジューン・ブライド」(6月の花嫁)という呼び方も、そのさわやかな季節から生まれました。 花の日、教会では子どもたちが主役です。毎年この日には、みんなが持ち寄った花を集めて、花束を作り、日頃お世話になっている人や、施設などに届けます。神様と周りの人に感謝の気持ちを表すためです。 イエス様は子どもたちが大好きでした。ある時、イエス様のもとに幼い子どもを連れてきた人々に向かって弟子たちが「うるさい」と叱りつけたのに対して、イエス様がビックリしてこのようにおっしゃったと聖書に書いてあります。 「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」(マルコ 10:14-15) イエス様は子どもたちが大好きでした。そして子どもたちもイエス様が大好きで、いつもイエス様を心から頼って、安心しておそばにいました。イエス様と子どもたちは仲良しなのです。神様に愛される人は、子どもたちのように神様に安心して自分の心を開くことが出来る人です。神様の国、つまり神様のお取り計らいに加えていただくことを心から望む人です。 さあ、もうすぐ「花の日・子どもの日」です。花も子どもたちも神様が創られた最高のものですね。神様に感謝し、神様に讃美を捧げましょう。そして美しいお花を色々な方々に喜んでいただくために感謝をこめて配りましょう。 中高科担当 :M・E |
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