あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。 (2011年度7月号より)

伝道の書12章1節

1冊の聖書を持っています。小さくてぼろぼろですが、僕が生まれたときに、僕の母が教会の牧師からいただいた聖書です。この表紙の裏に、口語訳では伝道の書、現在の新共同約ではコレヘトの言葉から表題の聖句が記されています。
小学生の頃から僕は教会の礼拝に、そしてキャンプに参加するときは、いつもこの聖句が書かれた聖書を持っていました。
これが僕にたいする親、そして牧師、何より神様からのメッセージだったと思います。

さて自分が生まれたときのことを覚えている人はいないと思いますが、親になった方はご自身の子が生まれた時のことはしっかりと覚えているんじゃないでしょうか?
僕自身、自分の子どもが生まれた時、妻が分娩室に入った時ですが、外の廊下で「神様、どうか無事に生まれさせてください..」と真剣に祈ったことを今でも思い出すことができます。
そしてその後、この子にはどう育ってほしいんだろう?と思いました。子ども達にも自分の造り主たる、主イエスに出会ってほしいと考えました。親たる僕らも、迷うことはあります。でもそのときに主イエスとつながっているという希望は心の中に平安を生みます。

今の世界を僕らの親は想像できなかったと思います。僕自身も、何か遠くの国の出来事が瞬時に伝わったり、子どもの頃SFのようだった事柄がいくつも実現し、当たり前に使っていることをたまに不思議に思うことがあります。
また便利さと引き換えに、親の時代に想像もつかない困難さがある世界にいるとも言えます。
同じように子どもたちが、親の世代になる頃の世界を、今の僕には想像できません。
良い世界であってほしいし、戦争や、悲惨な状況がないことを願うばかりですが、先のことはわかりません。

読み書きそろばん(今は英語やICTでしょうか)を習うことは生きていくに必要と思います。
しかし、彼女達がより豊かな人生を歩んでもらいたいと考えるとき、主により頼む人生を歩んでくれたらと願います。
そして“家族”で、主につながっていきたいと願います。

交通当番 高橋

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