母よ永遠(とこしえ)に (2011年度5月号より)

母に捧げる詩二編

1.母を亡くした子の詩

お母さんあなたはあっけなく
あまりに早く逝ってしまいました
してほしいことがたくさんあったのに
なにも出来ずに
心残りだってことでしょう

お母さん
わたしはあなたが恋しくて
もう一度会いたくて
いく度も泣いて
あなたの後を追いたくて

でももうだいじょうぶ
わたしが沈んでいたら
お母さん悲しいでしょう
わたしは明るく優しく強く生きます
だから心配しないで見守ってください

お母さん
神さまがくださる憩いの日に
またお会いしましょうね
2.母の日に

母は無私無欲無条件で
子を慈しみ躾
子は母を信頼して育つ
これはぼくらが子供のころまでの
話だというのですか

いつもぶたれて痣だらけ
クルマに残され脱水死
衰弱死してゴミ袋
こんなめに逢う子
ぼくは聞きませんでした

子供はまだ弱くて
逃げていくところがないから
お母さんは立派な人でなくても
愛されて
しっかりつかまっていたいんです

母の愛は懐かしさと暖かさと
安らぎの気持の源泉
次の世でも
またお母さんの子でいたいと
ぼくは思いましたよ

私は誰の言葉だか思い出せませんが、捜真バプテスト教会の創立者で初代牧師千葉勇先生が、母の日の礼拝説教で「人がこの世で行う愛で神の愛のかたちにもっとも近いのは母の子に対する愛である」と言う言葉を引用されたのを覚えています。
この世のどこにでもいる、地味でさり気なく生きて、苦しみ多い日々に耐え、子供に真の愛を注いでいるお母さんたち。神さまどうか彼女たちを守り、励まし、祝福してください。

小学科担当:KK


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