イエス様がいてくださる (2010年度10月号より)
『かなしいことがあっても
悲しいことがあっても なきたい時にも いつもいつも きみのこと 守ってくれるだろう
イエスさまがきて イエスさまがきて イエスさまがきて 守ってくれるだろう』
【こどもさんびか 131番】
私は先月、大切な家族を神様の御許へおくるという経験をしました。
その家族というのは、今年で4歳になったゴールデンレトリーバーという種類の犬の「マナ」です。
今年の夏に病気がみつかり、あっという間に具合が悪くなり4年という短い命を終えて神様のもとにかえっていってしまいました。一緒に同じベットで眠り、一緒に暮らしていた大切な家族が急にいなくなるという事は私にとって本当に淋しくて淋しくて、悲しい事でした。心にぽっかりと大きな穴が開いてしまったような気持ちでした。その別れの後、どんなに仲の良い友達と遊んでいて楽しい時でも、美味しいケーキを食べているような幸せな時でも、大好きだったマナの事を思い出し涙があふれ、目の前が真っ暗で辛い時をすごしていました。
私には、悲しい事があったり、辛くて神様に祈る事が出来なくなってしまった時、いつも思い起こす讃美歌があります。教会学校の礼拝でも賛美したことのある【こどもさんびか131番】の【かなしいことがあっても】という讃美歌です。私は辛いことがあった時、苦しみや悲しみに押しつぶされそうになった時この讃美歌の歌詞を思いだし、時には声に出して歌うことで、心があったかく穏やかな気持ちを取り戻すことができます。
この歌詞にあるように神様は辛い時、泣きたい時、隣にきて寄り添い一緒に涙を流して私たちの為に祈って下さる方です。1人だと感じて淋しく思ったとき、神様は私の名前を呼んで、寄り添い私の為だけに祈ってくださる方です。この事を知っている私たちは本当に幸せです。真っ暗で出口が見えない暗いトンネルの中を歩くような悲しいことの多い私たちの人生ですが、イエス様と出会った私たちは1人で悲しい顔で思い悩む事はもう無いのです。イエス様がそばにきて重荷を取り去り、暗いトンネルから出口まで一緒に歩いてくださると約束して下さっている事を知っているからです。その希望を信じて、どんな試練も神様の恵みだと確信を持ち歩んでいきたいと願い祈っています。
小学5・6年担当 K.M
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