アドベントに寄せて  (2008年度11月号より)

今日からアドベント(待降節)が始まります。アドベントとは、イエス様の誕生の日を迎えるために心の準備をする期間のことです。日曜日ごとに礼拝堂にある4本のろうそくに灯る火が一本ずつ増えていき、クリスマスが近づいてきたとワクワクします。私はクリスマスまでのこの期間がとても好きです。一番の理由は、クリスマスの讃美歌がたくさん歌えるからです。クリスマスの讃美歌を歌っていると、生まれたばかりのイエス様に会い、神様をあがめ、賛美しながら帰った羊飼いの気分になります。歌うことが好きな私のクリスマスの思い出はいつも歌と一緒です。

教会学校の生徒だったころは、燭火礼拝の後に行くキャロリングに参加していました。寒く暗い中、団地の真ん中の広場で歌っているとぽつぽつと窓が開き、歌い終わると拍手してくれました。すると、心の中がパァ〜ッと灯が点ったように明るくなり、小さかった歌声がだんだん大きく元気な声になっていったのを覚えています。教会学校を卒業してからは、何回かクリスマスの聖歌隊に入って燭火礼拝に向けて新しい讃美歌を何曲も練習しました。最初はぎこちなかった合唱がだんだんきれいなハーモニーへと変わり、当日ドキドキしながらもみんなで歌った充実感でいっぱいでした。ここ数年は家で家事をしながら一人で讃美歌を歌うアドベントを過ごしていましたが、今年は久しぶりに教会学校で皆さんといっぱい歌えそうです。

今年のクリスマス祝会は、ページェントを六つの場面に分けて、幼稚科から小学6年までの各学年が一場面ずつ担当します。各場面で讃美歌が出てくるので、これから毎週分級で毎日練習することになります。今年はぜひ皆さんも家で讃美歌を開いてクリスマスの讃美歌をたくさん歌ってみませんか。最初にまず歌詞を声に出して読んでみてください。それから何度も歌ってみてください。きっとイエス様の誕生を待ち望み、喜びをもってクリスマスを迎えられることと思います。

幼稚科担当 S.N


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