ジュンくん (2008年度5月号より)
ジュンくんのお話をします。
ジュンくんはいつもニコニコ元気の良い子でした。
ジュンくんは幼稚園の時、神様やイエス様のお話を聞くのがとても大好きでした。
ジュンくんをとりまく花や鳥や家族やお友達、そしてジュンくん自身もつくって下さった神様にいつも感謝してました。
でも時々元気すぎて、お友達を泣かしてしまうこともありました。
だれかにとめてもらってから、そのお友達の悲しそうな顔を見るとジュンくんも悲しくなりました。
まわりの景色もなんか灰色に見えました。
そんな時ジュンくんはお友達にあやまり、ひとりになってからお祈りをしました。
「かみさまごめんなさい。」
すると不思議にお友達とは仲直り出来ましたし、花や鳥も前のように輝いて見えました。
小学校一年になってからも教会学校には通いました。
ある日ジュンくんはお母さんにこんなことを言いました。
「ねえねえ、お母さん。この片手の指ってうちの家族みたいだね。」
お母さんは不思議に思いました。
だってジュンくんの家族はお父さんとお母さんとジュンくんの3つ上のカナネエチャンの4人家族だったからです。
お母さんは聞きました。「どうして?」
「だって、親指がお父さんでしょう。人差し指がおかあさんでしょう。小指が僕。薬指がカナネエチャン。」
そこまで言うと、お母さんはジュンくんがなんていうのか興味津々でした。
「そして、中指は神様。神様はいつも真ん中に居てくれてるんだもん。」
お母さんはこの話を聞いて、ジュンくんが目には見えないけど神様は
そこにいらっしゃることを信じていることがわかり、なんだかうれしくなりました。
今年から成人科Uが始まりました。
お子さまが学んでいるのと同じ場所を同じ日に学べるように森島惠牧師と牧野幸子先生が紐解いてくださるそうです。
ご自宅に帰ってから、お子さまとのおはなしのお役に立つことと思います。
ぜひ一度のぞいてみてください。
小学科2年年担任 N.K
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