イエスさまと歌とわたし‥私の12月 (2008年度1月号より)

 私が捜真教会に通い始めたのは中学生の時でした。歌うことが好きで、火曜日の夕方のジュニア聖歌隊の練習がいつも楽しみでした。学校にいる時も帰り道も、教会にいる暗も、夏のキャンプの時などはもちろん、いつも友達と一緒に歌っていました。そして今は、教会の聖歌隊の一員として毎週の礼拝で賛美しています。  
 そんな私にとって2007年の12月はとても嬉しく、また、賛美について考えさせられた時でした。今回初めて、こどもの聖歌隊“キッズクワイア”が結成され、クリスマスイヴ礼拝で賛美をしました。10月からはほとんど毎週のように練習があり、こどもたちには大変なことだったと思います。でも毎回毎回、私は小さなお友達から沢山の元気をもらいました!教えられることも沢山ありました。練習の最後に、「お祈りをしてくれる人?」と聞くと、「はあ−い!」と言って、きちんとお祈りをしてくれたお友達がいました。キッズクワイアには小学校1年生から6年生までのお友達がいましたが、小さなお友達が楽譜をファイルに入れるのに困っていると、上級生のお姉さんたちが進んで手伝ってくれていました。とっても難しい曲だったのに、子供たちは一生懸命ことばを覚えて、とても上手に目を輝かせながら歌ってくれました。神さまを賛美して、そして、まだイエスさまのことを知らないお父さん、お母さん、大好きな家族にイエスさま、神さまのことを伝えるんだ!という使命をしっかり心に留めて小さな聖歌隊は練習してきました。

 私は教会学校では中高科を担当しているため、小学生のお友達と関わることがあまりありませんでした。でもキッズクワイアを担当するようになってからは、練習の時以外でもよく子供たちに呼び止められます。「この絵、私が描いたんだよ」と、嬉しそうに持ってきて見せてくれるお友達、「5年生になったら、ジュニア聖歌隊に入る!」と伝えに来てくれるお友達。教会の中に知っている子供たちが増えていくのはとても韓しいことです。そして子供たちだけではなくて、ご両親ともお話しできたのは素敵なことでした。

 一方で2007年12月は悲しい月でもありました。教会で私のお母さん、おばあちやんのような存在だった方が神さまのもとに移されました。その方のお葬式で私は賛美することになりました。ただでさえ悲しくて涙がこぼれて仕方ないのに、始めから終わりまで歌いきることができるのか、本当に心配でした。自分の賛美する時が近づいてきて‥・緊張して、手足が震えて‥・悲しみもますます募ってきて・‥。でも、少しも泣き崩れることなく、最後まで歌うことがきでました。私に力があったわけではありません。そこに確かに神さまが聖霊を与えてくださり、神さまが働いてくださり、神さまが最後まで支えてくださっていたから、私は歌うことができました。歌っている時も歌い終わった後も、とても不思議でした。悲しいはずなのに、心はとても暖かかったのです。その方がイエスさまを信じて生きた生命の日々を思うとき、また新しくイエスさまのもとに連れ戻されたような気持ちになりました。

 私は歌うことが大好きでした。今ももちろん大好きです。でも今はそれ以上に、大好きな神さまのこと、イエスさまのことを伝えずにはいられなくて、だから賛美します。教会の中で、自分にとって祖父や祖母にあたる方から幼稚園の子供たちまで、一緒に賛美する機会が与えられていることを本当に嬉しく、幸せに思っています。そしていつか、教会の家族が子供も大人もー緒に、同じ時に同じ賛美歌を歌って、神様を賛美することができたらいいな、と思います。

高等科担当 M.K


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