真の平和を祈り求めて (2006年度8月号より)
私は今年3月、沖縄で行われた保育者研修会に参加いたしました。沖縄戦の事実、基地問題、自然環境破壊問題、真の教育とはなどの講演を伺いました。ご自分の生涯をかけて戦争反対を真剣に叫び続けている方々にお会いし、「今も戦争は終わっていない」との言葉の重みを忘れる事は出来ません。同時に戦争の事実を誠実に知ろうとしてこなかった自分自身の罪を感じました。私たちは、いつも真の神さまに祈り続けなければ、簡単に悪に支配されてしまう信仰の弱い者です。8月には、61年前広島・長崎に原爆が投下された日を迎えます。多くの人々が戦争で尊いいのちを失いました。私たちは何を伝えていきましょうか。最近は、幼い子どもたちが犠牲になる痛ましい事件や自分を受け止められない多くの悩める大人たち、またあまりにも衝動的に恐ろしい事に走る若者のニュースが報じられています。神様の被造物である私たち人間の、真のあり方を改めて祈り求めましょう。
捜真バプテスト教会・捜真幼稚園が属している日本バプテスト同盟が、総会で採択した祈り「平和への祈り」を紹介いたします。神様との平和、人との平和、自然との平和を一人静かに、また家族みなで声を出して祈り合いましょう。真の平和を祈り求めましょう。
平和への祈り (交読形式)
司会「どうか、平和の主ご自身が、いついかなる場合にも、あなたがたに平和をお与えくださるように。主があなたがた一同と共におられるように。」 テサロニケの信徒への手紙二 3章16節
(神との平和)
司会 天のお父さま、あなたの創造されたこの世界において、わたしたち人間は平和を失い、さまざまな争いの中に生きています。
会衆 それらのすべては、主であるあなたとの間で平和を失ってしまったわたしたちの罪によるものです。どうぞわたしたちを憐れんで赦しを与えてください。
一同 わたしたちは心から求めて祈ります。 どうぞ、この世界に、あなたとの平和をお与えください。
(人との平和)
司会 あなたとの平和を失ったわたしたち人間は、人間どうしの平和も失いました。家庭の中で、となり人との関係の中で、また、民と民、国と国との間で対立が絶えないのです。
会衆 わたしたちの国は敗戦から61年を迎えています。同じような過ちが繰り返されることが決してありませんように。
一同 わたしたちは心から求めて祈ります。 どうぞ、この世界に人と人との平和を与えてください。
(自然との平和)
司会 それだけではなく、わたしたち人間は自然との平和をも失い、環境を破壊し続けています。また、地震や津波、
台風などの自然災害に見舞われて、大きな悲しみの中で苦しんでいる仲間たちがいるのです。
会衆 どうぞ慰めを与え、必要なものをお与えください。また、その仲間たちのためにわたしたちができることを教えてください。
一同 わたしたちは心から求めて祈ります。 どうぞ、この世界に、人と自然との平和をお与えください。
司会 わたしたち日本バプテスト同盟に連なる教会・伝道所、学校、協力団体に属する者たちは、平和の主であるあなたに従い、あなたの愛と正義を行っていきます。
会衆 主よ、どうぞ知恵と力と勇気とをお与えください。あなたの御心が行われ、御国が来ますように。
一同 主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
小学校5年担当 C.T
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