私たちに与えられる力 (2006年度6月号より)
来週はペンテコステ(五旬節)聖霊降臨日です。五旬節とは、そもそもイスラエルの3大祭りの一つで、過越の祭りの第2日から数えて7週間後、すなわち50日目に守られていました。大麦の収穫が終わり小麦の収穫となるので、「刈り入れの祭り」「初穂の日」とも呼ばれます。キリスト教会では、イエス様の十字架、復活して50日後、また弟子たちに現れ、昇天されてから(ルカ24:50−51)10日後に、弟子たちがこの五旬節の日に、エルサレムに集まっていると、突然、激しい風が吹いて炎のような舌(聖霊)が分かれて弟子たち一人ひとりの上にとどまったこと(使徒2:1−13)から、この日を、特別にペンテコステ、聖霊降臨日として記念するようになりました。
この日、弟子たちの上にとどまった炎のようなものこそ、イエス様が弟子たちに約束した聖霊でした。(使徒1:4−5)聖霊は神様の力そのものであり、その力を受けると、私たちを導き、真理がわかるようになると、イエス様が語ってくださっています。この聖霊は、私たちにも約束されています。では、この力をいただくにはどうすればよいのでしょうか。まず、弟子たちを見てみますと、イエス様のお約束を信じて、集まって祈っていました。私たちも、神様の力を信じて、与えられるようにいつも祈ることが大事です。また、聖霊を受けた弟子たちは、霊が語らせるままに、他の国々の言葉で話し出した(使徒2:4)とあります。自分の知らない外国の言葉で話し始めたことは、何を意味するのでしょうか。神様の力が働くと、私たちの力以上の力がわいてくるということです。そして、弟子のペトロはこの後イエス様のことをお話しました。(使徒2:40)神様のことを伝えていきたいと思うとき、神様の力をいただくことができるということです。私たちが、神様のことを誰かにお話したいと思ったとき、神様に力を下さいと祈れば、私たちを通して、神様が働いてくれるのです。私は今まで何度も、この特別な経験をしました。そしてこの経験の中で、少しずつ神様の真理に気づかせていただいています。教会学校で子どもたちにお話をさせていただいていることは、私にとって、本当に恵みであります。
教会学校に集まっている子ども達も、保護者の皆様も、是非教会の働きに参加してみてください。きっと、この特別な力が与えられる経験をすることができるでしょう。
幼稚科担当 C.T
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