昔の話 (2005年度6月号より)
50年以上も前の教会学校
私たちの教会は教会設立(1948年9月)以前から日曜学校の名の下に捜真女学校の校舎を借りて近所の子どもたちを集めて開かれていました。その頃は女学校の高学年の生徒たちが先生となって日曜日のたびに教室の机と椅子を片付けて場所を作っていました。月曜日になると机の位置が変わったといって苦情が寄せられたものでした。
私は1949年のイースターの日より横浜教会から捜真バプテスト教会へ通うようになりました。そして、教会学校を手伝うようになり、小中学科を手伝った後自分たちの高校生のクラスで聖書の学びをしたものです。教会の礼拝は今のテニスコートのあるあたりにあった音楽教室を使って始められていました。その頃から会堂建設の募金が始められ教会学校でも子ども会を日曜日の午後開催し、1袋10円でお菓子を売り、確か2円ぐらいの儲けで、1回で100円以上の献金を集めたことを思い出します。人形劇・児童劇・紙芝居・お話・歌を唄いました。その頃はテレビもない時代でしたから子ども会はとても面白いし、楽しい事でしたので、大勢の子どもたちが集まりました。日曜学校も学年ごとにクラスがわかれていました。今になっても学年ごとの分け方が伝統になって生き続けています。礼拝は模造紙に書いた讃美歌を二人で手に持って、高く掲げてよく見えるように立ち、伴奏は足踏みのオルガンで弾いていました。いつの時代も子どもたちの声は元気いっぱいです。成長している教会を実感しています。午後は女学校の校庭で、中学生・高校生男女共にソフトボールを楽しみました。
何もない時代の教会学校、それだけにイエス様を中心とした交わりは厚く今に至るまで続いているのです。現在の教会員の中にも当時教会学校に奉仕して下さった方、生徒だった方たちが沢山います。
「今日私が命じるこれらの言葉を心に留め、子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。」
―申命記6章6節〜7節―
小学科5年担当 A.K
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