成人科担当
関山恵一

 

成人科の学びより (2010年度4月号より)


『神さまへの私たちの確信』
                    <ローマの信徒への手紙8章31節〜39節>

 ローマ教会の信徒への手紙の中で、パウロは「私は確信しています」(37節)と語ります。
「確信」と訳されている言葉は「揺るがない」「動かされない」という意味です。マタイによる福音書7章でイエスさまは、「私の言葉を聞いて行うことは、岩の上に家を立てる揺るぎのない確かさ」をもたらすのだと言われます。

「確信」は神さまのみ言葉を聞き、み言葉に生きることによって与えられる賜物です。さて、パウロは何を確信しているのでしょうか。「死も命も、天使も支配する者も、現在も未来も、力あるものも、高いところにいる者も低いところにいる者も、ほかのどんな被造物も、私たちの主イエス・キリストから引き離すことは出来ない」ということです。この確信は、私たちをしっかり捉えて離さない神の愛に対する確信です。パウロのこの強い信仰は、彼がキリスト教会を迫害していた時に出会った主イエス・キリストの赦しと救いを受けた時からです。パウロを生まれ変わらせたもの、それはキリストの愛、キリストによって示された神の愛です。

 イエスさまの死によって示された神の愛と、復活によって得た輝かしい勝利を信じて、「確信」して、日々を歩んでいきたいと願っています。     

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