成人科担当
関山恵一

 

成人科の学びより (2010年度01月号より)


『神の国』
                      <マルコによる福音書10章13節〜16節>

 新しい年を迎えました。今年もイエスさまの言葉から私たちが生きていくためになすべき事を学んでいきましょう。今年最初のイエスさまの言葉は、「神の国」についてです。

 「イエスにさわっていただくために、人々は幼子をイエスのもとに連れてきました。
ところが、弟子たちは彼らをたしなめました」。弟子たちはキリストさまから大切なお話を聞こうとするのに子供たちが邪魔になると思ったのでしょう。

ここには大人の世界があります。それは、いつも自己中心的です。子供の世界もまた「したいことをやる」という自己中心的なものです。イエスさまは「子供たちを私のところに来させなさい。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない」と叱りました。

大人の自己中心主義は「うまくやる」ことです。子供の自己中心主義は「受け入れる・受け入れてもらえる」ことです。私たち人間はみな「互いに受け入れる」ことを 必要としています。

「神の栄光のためにキリストがあなたがたを受け入れたように、あなたがたも互いに相手を受け入れなさい。」(ローマ15:7)とあります。子供を抱き上げ、手を置いて祝福される主イエスが私たちの教会の主です。

小さき者を受け入れるように、神の国を受け入れるとき、神の祝福が教会に満ち溢れるのです。

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