成人科の学びより (2009年度7月号より)
『聖霊降臨』
「聖霊」という言葉が聖書に沢山出てきます。キリスト教は「三位一体の神」を唯一の神としています。それは「父なる神→イエス・キリストの父である神」「子なる神→神の子である主イエス・キリスト」「御霊なる神→聖霊」です。この神は三つでなく一つのものなのです。聖霊は、イエスさまが十字架につけられる前に「私がいなくなれば真理の霊があなた方のところに来る」と約束された霊です。ユダヤ教の五旬祭(過越祭から50日後、というより、イエスさまが復活された日から50日後)の日に弟子たちの上に聖霊が下りました(聖霊降臨祭→ペンテコステ)。そして聖霊の力によって、弟子たちがあらゆる国の言葉で聖書を宣べ伝えたのです。これが教会の始まりです。聖霊なる神は今も私たちのそばにいて、私たちを導き・守り、すべてを支えていてくださいます。私たちは聖霊助けによって「イエスは主である」と言えるのです。
聖霊の助けによって、牧師は聖書の解き明かし(説教)をし、聖霊の助けによって、私たちが伝道し、奉仕出来るのです。私たちは、聖霊さまが私たちの心の中にあふれ、私たちがサタン(悪魔)の誘惑から逃れ、正しい働きが出来ることを、日々の祈りの中に加えましょう。
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