成人科担当
関山恵一

 

成人科の学びより (2009年度5月号より)


『永遠のいのち』

 新約聖書には「永遠の命」という言葉が44回記されています。その中でも、もっとも有名な言葉は、ヨハネによる福音書3章16節「神はそのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。

ひとり子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」の言葉でしょう。同じヨハネによる福音書の17章3節、イエスさまが弟子たちの前で、最後の告別の説教をされた後の祈りの中で言われた「永遠のいのちとは、唯一のまことの神であらせられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです」の言葉があります。永遠の命とは、死ぬことなく永遠に生き続けることではありません。仏教でいう「輪廻転生」とはまったく違います。唯一の神さまと、そのひとり子イエスさまを知ること、信じることなのです。「わたしを信じる者は、死んでも生きる」とおっしゃるイエスさまの言葉を信じる信仰をもつことが、永遠の命につながるのです。

神さまから命をもらって、それを自分の所有物にすることではなく、絶えず神ご自身と生き生きとした関係を持ち続けるということです。私たちが永遠の命に生かされていることこそが神の栄光を表すことなのです、このことを信じて祈りましょう!

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