成人科担当
関山恵一

 

成人科の学びより (2009年度3月号より)


『イエスさまの祈り』

 イエスさまは十字架に架けられた時「主よ、彼らをお赦しください!自分が何をしているかわからずにいるのです」と祈りました。神様に捧げたとりなしの祈りです。イエスさまの生涯のすべてがこの祈りに集約されています。神様はイエスさまのこの祈りを聞き、私たちに「罪の赦しと救い」をくださったのです。

私たち人間は、イエスさまの十字架による死によって、すべての罪を赦されたにもかかわらず、今日まで知らずにか、あるいは知りながら多くの罪を犯し続けています。終わることのない「戦争」という人間同士の殺し合い、自分の欲望のために人を傷つけ、あるいは殺してしまう。私たちの日常の生活の中でも常にある、ねたみや欲望、といつた数々の罪を犯し続けているのです。親は自分の子供が罪を犯した時、何よりも悲しみます。怒るよりも、まず悲しむのです。子供はこの親の悲しみに気づくまで、本当の悔い改めは出来ないのです。

私たちも、神様のこの悲しみに早く気付かなければならないのです。「父よ彼らをお赦しください」というイエスさまのとりなしの祈りによって、どれはど多くの罪に悩む人々を「罪の赦しと救い」の恵みに導いた事でしょう。今も、イエスさまは私たちすべての罪を背負って、祈り続けておられるのです。

201の窓より一覧にもどる  教会学校トップページにもどる  トップページにもどる