成人科の学びより (2009年度1月号より)
『神の国を受け入れる』
<マルコによる福音書10章13節〜16節>
旧約聖書の一番初め創世記に、神様が天地を創造された記事が書かれています。この世のあらゆるものを造られた、ただ一人の神様を信ずることが信仰の基本です。
それが「神の国を受け入れる」ことです。主の祈りの中で「み国をきたらせたまえ」と祈り、使徒信条の中で「天地の造り主、全能の父である神を信じます」と告白します。これが私たちの信仰です。
このことが、今なお、神様が生きて働いておられることを信じる信仰です。神様が約束されたことを必ず実現して下さると確信して、すべてを神様に重ねて生きるのです。
イエス様の祝福をいただくために子供を連れてきた人々を拒否した弟子たちをイエス様は叱り、子供を抱き上げて「神の国はこのような者たちのものである」と言われます。純粋無垢な子供たちこそ、疑いも欲望も持たずに神の国を受け入れるのであると言われるのです。
私たちも、迷わず、疑わず、欲望を捨て、すべてをゆだねて神様に従いましょう。イエス様の深い愛のゆえに、受け入れられ、神の国に迎えられるのです。子供を真ん中に立たせ、抱き上げて、手を置いて祝福されるイエス様が、私たちの教会の主です。
良い一年を送りたいと願っております。
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