成人科担当
関山恵一

 

成人科の学びより (2008年度11月号より)


『Make a wish』      <フィリピの信徒への手紙4章4節〜7節>

 メイク・ア・ウィッシュという団体のこと知っていますか?
1980年、警察官になるのが夢であるという、アメリカのアリゾナに住む白血病と闘う7歳の少年がきっかけです。その少年のことを知った、地元の警察官たちが、警察官の制服・ヘルメット・バッジを用意して、少年を正式に「名誉警察官」に任命したのです。
少年は、警察官として、駐車違反の取り締まりを行い、ヘリコプターに乗って上空からの視察もしたのです。夢のかなった少年は、顔を紅潮させながら精いっぱい胸を張り、任務を全うしたのです。5日後少年は天に召されました。
これがきっかけで、難病に認定された3歳から18歳の子供たちの「夢を叶える」団体が出来ました。その活動は世界中に広まり、これまでに日本国内だけで1.000人近くの子供たちが夢を叶えています。イルカと遊びたかった難病の少年、生まれ育った山形に帰って同級生と再会出来た末期がんの少年、デザイナー志望の難病の少女は、自分のデザインした洋服のファッション・ショーを実現させました。

メイク・ア・ウィッシュの一人ひとりにイエスさまが声をかけ、知恵と力を与えて、子供たちの夢を叶えて下さるのです。このことを、しっかり覚えて祈りましょう。

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