成人科の学びより (2007年度11月号より)
<マタイによる福音書14章28〜33節より>
私の好きな聖書箇所の一つに、ペテロが湖の上を歩く出来事があります(マタイ14:28〜33)。ペテロは主イエス様を見ている時は水の上を歩けましたが、風や波を見た途端に沈みかけました。
この出来事は私たちに素晴らしい示唆を与えております。私たちは日々の歩みにおいて実に様々な問題を抱え、思い煩いがあります。とても自分の乏しい知恵や力では対応できません。いわば沈没寸前なのです。
そのような時、いつも私たちの傍らにいてくださるキリストにまず「気づく」ことです。そしてキリストのみを見て歩む時に、激しい波風から解放されて真の平安が与えられるのではないでしょうか。
余計なものに目を奪われるのではなく、本来「見るべきお方」のみ見上げて歩んでいきましょう。信仰とは神を「信」じ「仰」ぐことです。
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