成人科担当
東間克美

 

成人科の学びより (2007年度7月号より)

<ヨハネの福音書14章1節より>

小学生の頃、ヴァイオリンの発表会で、演奏する順番が近づいてくると胸がドキドキしたのを今でも思い起こします。『落ち着いて』と先生に言われて『はい』と答えても心の騒ぎは収まりませんでした。
 主イエスが十字架におかかりになる前夜、弟子たちの心は大きく揺れ動いていました。そのような弟子たちにイエス様は「告別の説教」の冒頭で『心を騒がしてはなりません』と言われたのです。
 私たちの人生でも「心を騒がせること」は次から次へと影のように付きまとってきます。どうしたら真の安らぎ(平安)が与えられるのでしょうか・・・…。主イエスは『神を信じ、わたしを信じなさい』(14:1)と言われた後、「告別の説教」の最後では『あなたがたがわたしにあって平安を持つためです』(16:33)と語っておられます。

 イエス・キリストを信じる歩みをする時、私たちは真の平安に満たされて、私たちが奏でる音楽(人生)はキリストというコンダクターのもとに、美しいハーモニー(調和)に満ちたものとなるのです。

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