成人科の学びより (2007年度6月号より)
<ヨハネの福音書13章13節〜15節より>
小学生の時お習字を習っていました。お稽古に行きますと、先生が書いてくださったお手本の上に半紙を置いてなぞることから始めました。このようなことの繰り返しにより段々と上達し、成長していきました。
私たちの生活を考えますと、沢山の「先生」がいます。学校や塾、ピアノや料理の先生etc.……。では私たちの人生において、いかに生きるかを教えてくださる先生はどなたでしょうか?言うまでもなく主イエス・キリスト様ですね。
主イエス様は弟子たちの足を洗われました。足を洗うという奴隷の仕事を主ご自身がなされたことを通して、弟子たちに仕える姿の模範をお示しになったのです。「足を洗い合う」というのは「赦し合う」こと、「愛し合う」(13:34参照)ことです。今も主イエス様は私たちに「互いに足を洗い合いなさい」と教えておられるのです。
この主イエス様の仕える姿というお手本をしっかりと心の半紙に日々書き写していく時、私たちは「赦しと愛の実践」に生きることができるように、キリストに在って成長し変えられていくのです。
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