8月31日(日)10時30分~11時30分
教会学校担当主日礼拝
メッセージ:「主の善い働きを共に」
聖書:フィリピの信徒への手紙1章3-6節、イザヤ書52章12節
説教者:山村諭牧師
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1.神が始めてくださった善い業は必ず成し遂げられる
パウロは,神が始めてくださった善い業は,キリスト・イエスの日までに必ず成し遂げられると確信しています。その善い業とは「福音にあずかっている」(5節)ことです。元の言葉では「福音へのあなたがたのコイノニア」と言われています。コイノニアは「交わり」と訳されることの多い言葉ですが,意味は幅広く,分かち合い,参与し,モノを分け合うことまで含むものです。ですから「福音へのコイノニア」とは単に福音を一緒に伝えることだけでなく,福音の交わりの中に一緒に生きるということを意味しています。福音の中に生き続けているということです。共に福音に活かされている仲間がいる。この福音に共に与る交わりは,キリスト・イエスの日が来るまで,成長し,成熟し,建て上げられていく交わりです。神はそのことを成し遂げようと固く決意し,教会である私たち一人ひとりを導き,養い,成長させてくださるのです。
2.福音にふさわしく,世の光として,キリストと同じ姿に,喜びを共に
パウロは福音に与り続ける教会の歩みについて,この手紙全体に渡って展開しています。「キリストの福音にふさわしい生活を送りなさい」(1:27)と勧め,キリスト・イエスにある思いを共に抱きながら,自分だけでなく他の人のことも心にかける生き方をするように呼びかけ,キリスト賛歌が歌われます(2章)。どこまでもイエスさまに密着する,それが福音に与り続ける歩みです。その教会の歩みは,世の光として輝き,人々を照らす星のような存在となります。教会の交わりは,世にはない温かい光を放ちながら,キリスト・イエスの日まで神の善い業に生きるのです。何があっても,どんなときでも,イエスさまに結び合って生きる,その心意気は,美しさともなるはずです。人に心意気を感じさせる信仰に生きたい,そんな思いをいだきます。その究極の姿は,キリストと同じ形に変えられることです(3章)。4章では教会内の違いや対立に触れながら,福音に共に与り続ける歩みをしていこうと語ります。互いがイエスさまに結ばれ,イエスさまに似た者に変えられていくのだから,そのプロセスを共に歩もう。福音に与って行こう。そのために支えてください。祈ってくださいと語るのです。
3.福音の喜びを共にする交わりを築くために
福音に共に与り続ける歩みの大切な心得は「喜び」です。「主において常に喜びなさい」とパウロは繰り返し語りかけます。喜びは赦しの確かさに根差し,互いの欠けや違いを受け入れつつ支え合う力となります。赦しと喜びを共に経験し,世代を超えてお互いを喜び祈り合うことが,教会を成熟へと導きます。
4.先立つ神,しんがりとなる神
「あなたたちの先を進むのは主であり/しんがりを守るのもイスラエルの神だから」と預言者イザヤは告げました(52:12)。私たちと共に歩んでくださる主は,私たちの前を進んで困難な道を導き,また後ろを守って支えてくださる神です。主イエスは,弟子たちの欠けや失敗を覆い,赦しを前提として先に祈ってくださいました。裏切りすらも赦して立ち直らせました。失敗に先立って祈り,失敗を覆う祈りによって支えてくださるのです。福音に共に与り続ける私たちのために,神は私たちの前を進み,私たちに勇気を与え,一つとなって踏み出すよう励まし,同時にしんがりともなって,歩みを後ろから支えてくださいます。この神の確かさの中で,私たちは勇気をもって主の善い働きを共に歩むことができるのです。
前 奏 -うるわしの白百合- トーンチャイム
招 詞 イザヤ書52章12節(下記)
賛 美 讃美歌21-210 来る朝ごとに
主の祈り
聖 書 フィリピの信徒への手紙1章3-6節(新約p.361)、
イザヤ書52章12節 (旧約p.1148)
祈 祷
賛 美 讃美歌21-425 こすずめもくじらも
黙 想
証 し 「主の善い働きを共に」 山村諭牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-452 神は私を救い出された
献 金
感謝祈祷
賛 美 讃美歌21-28 み栄えあれや
祝 福 山村諭牧師
後 奏
分かち合い
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しかし、急いで出る必要はない
逃げ去ることもない。
あなたたちの先を進むのは主であり
しんがりを守るのもイスラエルの神だから。
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