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きよしこの夜ルカによる福音書2章11節 捜真バプテスト教会教会員 高橋昌博 |
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小学生の頃ですが、夜、家族でクリスマスのお祝いをしていた時、突然家の外から歌声が聴こえてきました。それは教会の青年が遠路はるばる我が家まで訪れて賛美を歌った声でした。 夜はとても暗く、冬はとても冷える田舎の家に突然訪れた青年達が歌った「きよしこの夜」は、当時の私にとって、驚きの出来事であり、またとても嬉しい思いをもつことができました。 このクリスマスも家族でキャロリングに参加することが出来ました。クリスマスイブの夜に教会の方、近隣の方の家を訪れ、賛美をする時、小学生の頃の嬉しかった気持ちを思い出します。きっと一緒に参加した子どもたちも嬉しい気持ちを持てたと思います。 クリスマスになるとどこでも聞くことができる、この「きよしこの夜」が現在のオーストリアで初めて歌われた時は、ギターの伴奏にあわせ歌われたとあります。いろんな伝説がついてはいますが、今から200年以上昔、クリスマスを祝うために歌われたこの曲は世界に広がり、今ではオルガンからオルゴールまでいろんなアレンジで聞いたり歌うことができます。 今私達が賛美歌で歌う歌詞は3番までですが原曲の歌詞では6番まであります。ただその歌詞が、聖なる夜に眠る御子、羊飼い達、そして御子が神様からの恵みであることについて書かれていることにはかわりはありません。 |
2007.12.24 ページェントより |
「きよしこの夜」を賛美するとき、そこにページェントの情景のように、飼い葉おけの幼子、ヨセフ、マリヤが浮びます。そして集えた羊飼い達は去った後、喜びをもってこの出来事を伝えていったのではないかと思えます。 昨年はインターネットでのメッセージ配信に教会の兄弟姉妹と取り組み始めました。自分が子どもの頃とは随分違った手法での伝え方ではありますが、その中心にあるのは、2000年前からの変わらないメッセージです。200年前に出来た「きよしこの夜」もきっとこの変わらないメッセージを伝えるために生み出されたのでしょう。そして60年前に出来た捜真教会が世代を越えて神のメッセージを伝えてきたことの一端を幸いにもこの「おちぼ」の取材を通じて知ることができました。 これからも何が用いられるかはわかりません。でもクリスマスを終えて思うことは、クリスマスの夜に起きた喜びを、もっと多くの人と分かち合いたいという願いです。 Opening Page |
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