グレイゾーンとの接点 牧師 森島牧人 |
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主は、私たちは「地の塩」であり、また「世の光」でもあると言われました。教会で礼拝を捧げているから、私たちがキリスト者なのではありません。ひとり一人の日常生活の現場(職場・家庭など)で、幹である主につながり「地の塩」として戦っている時、私たちは「世の光」なのです。ひとり一人が与えられた賜物を生かし、主にある者として真剣に戦うからこそ、「主日礼拝」が大切になつてくるのです。 私たちの日常生活は、必ずしもキリスト者(1%)とだけ接しているわけではありません。むしろ非キリスト者(99%)との接触こそが私たちの日常性です。とすれば、この求道志願者(グレイゾーン)を教会がどれだけ受けとめることができるかが、今後の課題であることは間違いありません。 |
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過去50数年の捜真バプテスト教会(以下捜真教会)の歴史を見るとき、この教会の特色がユニークな信徒訓練にあったことが分かります。そして現在の捜真教会のリーダーたちの活躍を見れば、その活動の源が何であったかは明白です。リーダーの発掘・育成・訓練の場としてのキリスト教教育活動がそれです。 さて、しつかりとした核を作るためにはその回りに、核よりも密度の薄い緩やかな部分が何層も必要になります。その部分が存在しなければ核も出来ません。捜真教会には地域に開かれた併設の幼稚園があります。幼稚科から成人科までの教会学校があります。昨年までは、キャンピングを中心にしたキリスト教的社会教育活動がありました。 また以前には、青年会・女性会・壮年会だけでなくモンキーグループ・こひつじ会・ともしび会・レムナント・のぞみ会・アダルト等々多くのグループ活動もありました。事実これらからなる多様な層が、捜真教会の“核″を作ってきたのです。 現在の捜真教会が組織として、この“グレイゾーン″との接点をどれだけもてるのか。教会の地域への開放だけではなく、この世に仕える教会として積極的に出て行けるのか。グループの多様化と教会のサテライト化が、教会のこれからの大きな課題だと思っています。 |
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