2009年8月2日

人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。ローマの信徒への手紙13章1節

メッセージ

13章は「社会生活についての教え」です。人間というのは「この世の権威を追い求める」ものです。ここに人間の弱さ、罪深さをみることができると思います。
私もいろいろなところで(教会も含めて)権威主義者を見てきました。かく言う私自身、無意識のうちにに権威の衣を着ようとしているかも知れません(反省!)1節から7節には、キリスト者と国家権力について記されております。私たちは「上に立つ権威」(国家・政治的指導者)に従うべきです。
なぜならば、これらの権威は神から委任されたものだからです。しかし真の権威を持っておられるお方はキリストのみです。では「キリストの権威」とはどのようなものでしょうか。それは
1.教えにおける権威(マタイ7:28〜29)、
2.罪を赦す権威(ルカ5:23〜26)、
3.裁きを行う権威(ヨハネ5:27)、
4.治める権威(Tペテロ3:22)、
5.権威の委任(マタイ28:18〜20)
であります。私たちのなすべきことは、「この世の権威を追い求める」のではなく、みことばを基準にして、この世の権威に対して良心的に判断し、従い、見守っていくことではないでしょうか

東間 克美