新約聖書を読むとき大切なことはコンテクストを重視しすることです。10章5〜42節は主イエス様の「5大説教」と言われる第2のもので、テキスト聖句は主イエス様が12弟子を派遣される箇所です。バプテストは歴史的に言って「出て行く」ことを主眼とするグループです。教会はキリストによって呼び集められた(エクレシア)神の民であり、その目的は福音宣教へ「派遣」(Mission)されることにあります。そしてこの召集と派遣の主体はイエス・キリストご自身にあります。使徒たちが聖霊降臨後、復活のキリストの証人として地の果てまで福音宣教のために派遣されたように、主は私たち一人ひとりを遣わされようとしております。今、主の御声に応答しましょう。『そのとき、わたしは主の御声を聞いた。「誰を遣わすべきか。誰が我々に代わって行くだろうか。わたしは言った。「わたしがここにおります。わたしを遣わしてください。」』(イザヤ6:8)。
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